こんにちは。
やまこうです。
暑い日が続きますね、最近立て続けに幼児の熱中症に注意を促すニュースに接し、親として注意をしないといけないなと思っています。
熱中症とは
熱中症とは、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称。本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で]、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。
wikipedia
もともと、日射病も熱中症の一部です。
以前は日射病ということが多かったと思いますが、最近は屋外に限らず、クーラーを使用していない室内などでも高温多湿になり、熱中症になる人も増えてきているため、熱中症と広いくくりで注意を促すようになっています。
共同研究グループからの注意
こちらのニュースによると、幼児が気温34度の日にアスファルトの道を歩くと60分で熱中症になるリスクがあるとのこと。
道路は照り返しで道路面に近いほど温度が上がるため、身長が低い幼児がより影響を受けやすい。
また、3歳児が気温38度で歩道を散歩すると、30分で熱中症になるリスクがあるとの別のニュースの記載もありました。
名古屋工業大学×東北大学×日本気象協会の熱中症リスク評価技術の共同研究開発 ~個人に応じた熱中症対策を提案する、新たな情報~ | ニュースリリース・日本気象協会からのお知らせ | 日本気象協会
日本気象協会のホームページには、そのあたりの具体的な幼児のリスクについての記載はないのですが、大人が思っている以上に、幼児の熱中症リクスは高いのは間違いないでしょう。
熱中症になった場合の症状
熱中症は、「熱けいれん」「熱失神」「熱疲労」「熱射病」と大きく4つに分類されるようです。
では、熱中症になった場合、具体的にどのような症状が出るのでしょうか。
- めまいや顔のほてり
- 筋肉痛や筋肉のけいれん
- 体のだるさや吐き気
- 汗のかきかたがおかしい
- 体温が高い、皮ふの異常
- 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
- 水分補給ができない
上記のような症状が見られたら、熱中症の危険性があります。
また、6や7あたりになれば、すぐに医療機関に行った方が良いです。
子供への確認の仕方
子供は、自分の状態をうまく周囲に伝えることができません。
親がきちんと見た上で、大丈夫?ではなく、「ムカムカしない?」「頭痛くない?」等と行った、具体的な質問をしてあげる方が良さそうです。
熱中症の症状を和らげるには
熱中症の症状になっていると思われたら、下記の対応が必要とのことです。
- 暑い場所から涼しい(クーラーの効いた)場所や日陰に移動させる
- 意識のある場合は冷たい水をすぐに補給する。
- 衣服をゆるめ、濡れたタオル等で体を拭く。
- 首回り、腋の下など動脈近くを冷却材やアイスパックなどで冷やす。
- 団扇や扇風機などで体に風を送る。
- 症状が回復しない、意識がはっきりしない場合はすぐに救急病院へ運ぶ。
ただし、自分たちでの判断・対処を過信せず、早めに病院に頼るのも手ですよね。
こんな、フローチャートもありました。
最後に
夏とはいえ、体力のある子供たちを室内でずっと遊ばせるのも難しいですよね。
外で長時間遊ばせないようにしたり、照り返しの少ない日陰や芝生、室内施設などで遊ばせるなど工夫や注意が必要です。
また、夢中になると時間を簡単に忘れてしまうので、親が積極的に水分を取らせるなどしたいですね。
日本気象協会からの情報も参考に、暑い時期を乗り切りたいですね。
それでは。